個人的意見を好き放題書いているところがありますので、すみません、ご了承ください。
今話題のAIイラスト
ここ最近、AIのお絵描きが話題で、ストックイラストをやっている身としては、気になっていました。
先日、家の人が、自宅のしょぼい自作サーバに、エンジニアとして、触っておきたいという理由から、Stable Diffusionの使える環境を作りました。
で、せっかくだから、自分も触ってみるにしたのが今回の始まりです。
セットアップしたのが自分ではないので、Stable Diffusionのセットアップ方法については、よくわからないのでご了承ください。
自宅のしょぼい自作サーバのため、1枚しか作らないようにコマンド変更しても、30分はかかります（汗）後述しようと思っているのですが、コマンド（→呪文と呼ばれていますので、このブログ内でも呪文と明記します。）での指示の仕方が悪いと、思ったのと全然違うものを出してきます。。。あー、呪文のここを、この言葉に変えた方が良いのか！？って思って、直して、さらに30分待って・・・を繰り返すので、ムキーってなります・・・。
この時点で、誰でも、AIによってイラストが気軽に描けるなんて言われていることに疑問を感じています・・・。しょぼいサーバですが、電気屋さんに行って、メモリの増強するため、メモリも購入もしました。そんなわけで、人の感じ方は色々だと思いますが、自分は、そんな手軽にStable Diffusionは使えないじゃんって思いました。
Stable Diffusion訴えられている。。。
先日、ストックで大変お世話になっている、Getty Imagesさんが、Stable Diffusionの開発元を訴えたのがニュースになりました。
ストックイサイトはAIイラストの取り扱いについて、Getty Imagesさんの話を記載しましたが、他のサイトってどうなっているのか気になって調べてみました。
Stable Diffusionなどで作ったイラストをストックサイトで販売可能なのは、Adobestockだけのようですね・・・。
ストックサイト自体が、AIを活用した写真やイラストなどの生成ツールを独自に出すなどの動きが結構活発なことが分かりました。
| № | ストックサイト | AI販売 | AIツール提供関連 |
| 1 | Adobestock | 〇 | 開発中 |
| 2 | PIXTA | ？ | 学習用写真販売 |
| 3 | istock（Getty Images） | × | 無 |
| 4 | shutterstock | × | 提供中 |
| 5 | クリパレ | × | 無 |
| 6 | イラストAC | ？ | 提供中 |
| 7 | 123RF | 〇? | 無 |
※上記の表は独自調査で、調べ方間違っていたり、ブログ制作時の2023年2月の情報なので、状況変わっているかもしれないです。すみません。
※2023年3月追記
123RFさんが突如AI画像を受け付けるメニューが追加されました。説明文を読むとAI画像のようですが、すみません、一旦、丸印のヨコにはてなマーク付いています。
ここから本題です
前置きが長くなりましたが、いよいよ本題です。
AIが自分が描いているイラスト、今の時点ではどのくらい描けるのかがとても気になっていました。そんな大したイラストを描いているわけではないので、恐縮なんですが・・・。ストックイラストのようなイラストをテーマにチャレンジした結果です。
とりあえず、一番、自分の中で頑張って取り組んでいる、アイソメトリックで描いた建物などのイラストをAIで描いて貰うように呪文を用意して、作成した1作目がこれです。
一瞬、見た瞬間は、うわって驚きました・・・。しかし、よく見ると、建物の上に建物が乗っかっていたり、建物も所々、壁が崩壊してぺしゃんこになっていたり、見れば見るほど、ぐちゃぐちゃなのがよく分かります・・・（汗）呪文の内容は下記の通りです。
Isometric illustration of a group of office buildings.
Google翻訳で、日本語を英語にしてもらって、それを呪文にしました。「アイソメトリックで描いたオフィスビル群のイラスト」みたいな日本語が元々、自分が入れた日本語だと思います。。。
見にくくなるんですが、Stable Diffusionで描いたイラストには透かしを入れています。お伝えした呪文を入れれば、誰でも描けるんですが、こういう芸術っぽいイラストになると、NFTとか最近流行っているので、この画像が思わぬ方向にいくと怖いなと思って透かしを入れることにしました。。。呪文は、載せていますので、どうぞ、ご利用ください。
もう少し綺麗に描いて欲しい・・・
「綺麗に並べてね」と呪文に入れなかったから、好き勝手になったのかなと感じ、少し、呪文を直しました。
A cityscape of neatly arranged office buildings drawn in isometric.
元々の日本語は、「アイソメトリックで描いた整列したオフィスビルの街並み」といった感じです。整列してくれというのがポイントです。
こちらも、一瞬、整列した！って思ったのですが、、、うーん、さっきのビルのイラストは何処に・・・といいった感じで、倉庫？みたいな建物が整列したイラストが出てきました。よく見ると、結局、建物の上に建物が乗っかっている個所があるし・・・。今回試して、アイソメトリックが描けるということは理解できました。
家のサーバがもっと良ければ、1回に何パターンもイラスト描いて貰って、主線あり、主線なしとか一度に出してもらえるんですが、いかんせん、たくさん出力すると、3時間くらいかかるので、毎回1回限りのガチャを引いている感覚です（汗）
人のイラストを描いて貰う
ストックイラストでは定番の人のイラストです。自分は、得意分野ではないので、AIの方が初めから実力は上だと思うんですが、実力を見せて貰いました。
使った呪文は、こちらです。
Illustration of a simple smiling woman.
日本語は、シンプルな笑顔の女性のイラストです。
ひえーって声を出しそうになるくらい怖いイラストが出ました。。。顔全体に包帯を巻いている人のイラストです・・・。隙間から目と口が見えるんですが、さらにその表情が怖くって・・・（汗）念のため、データは消さずに残しておいたのですが、やっぱり、見返して、恐ろしいイラストなので、ブログに載せられるレベルではないと判断し、自粛させて頂きました・・・。
あの呪文から、どうしてこのイラストが出てくるのか訳分からないです。さすがロボットが描いているので、気持ち悪い、不快などの感情が無いので、こんなイラストが描けるんだろうなと感じました・・・。
simpleって命令が悪いのかなと思い、下記の呪文でもう1回試しました。
Illustration of a smiling woman.
日本語は、笑顔の女性のイラストです。
simpleの文字を取った影響なのか、包帯が取れ、さらに中から怖い顔が出てきました（汗）
呪文の内容が少なすぎて、AIが何を描いていいのか、導き出せないのが理由なのかなって考察しましたが、これなら、自分の方が、よっぽど、笑顔の女性を、それも1分で描けるよ！って思ってしまいました。今日の夜は、このイラストのせいで、怖い夢見そうです（汗）
3度目の正直で描いて貰った女の人のイラスト
女の人のイラストが描けないのは納得いかないと、呪文を調べて、これならいけるかなって思うキーワードを考えて、3度目の挑戦をしました。
cute woman illustration.
日本語は、かわいい女性のイラストです。「笑顔」のキーワードは諦めました・・・。
怖い作品を立て続けに見せられたので、耐性ができてしまって、感覚がよく分からなくなってしまったのですが、なんとか、見れる女の人のイラストが出てきました。耳とか変だし、顔も切れているし、そもそも顔色悪すぎるし、ストックイラストではあまり見かけることのない人のイラストです。（耐性ない方だと、このイラストも怖い部類かもしれません。すみません。）
調べて分かってきたのですが、自分の呪文はシンプル過ぎて、本当は、こんな画家みたいなイラストとか、もっと詳しく記載したほうが良いそうです。いつになるか分からないですが、、、もう少し、呪文を改良した結果をブログで書ければと思っています。
ストックイラストと言えば年賀状なので、、、
最後に、ストックイラストと言えば、年賀状素材というイメージが強いので、来年の干支である辰のイラストを描いて貰いました。
使用した呪文は下記の通りです。
cute dragon illustration.
最後の女の人のイラストと同じようにcuteのキーワードを使って、「かわいいドラゴンのイラスト」と呪文を書きました。
目は、下の点の部分なのか、上の笑顔の部分だと思えばいいのか不明ですし、しっぽは切れているし、色々よく分からない部分がありますが、描いて貰った中では、一番まともなイラストを出してきました。これが年賀状のイラストで描かれていても、違和感ないかなと思いました。
まとめ
呪文と言われるコマンドは、SFの世界のような壮大な写真みたいなイラストを描いた場合、とても長い内容になるみたいで、自分の今回の呪文はStable Diffusionのほんのさわりの部分だと思います。
Stable Diffusionは、以前よりスペックの低い環境でもそれでも環境整備にはとても苦労しました。ノートパソコンでも動くとか言われていますが、、、家のノートパソコンでやってみたら、朝になっても処理が終わらなかったので、多分、ある程度のスペック必要だと思いました・・・。全然、気軽じゃないです。
誰でもAI絵師になれるか疑問・・・。
画像生成AIのおかげで、全く絵が描けない人が参入して、AIが描くイラストがうまいので、イラストレーターの職が失われるなんて言われていますが、ちょっとそれは誇張し過ぎな気がします。
はじめに紹介したアイソメトリックなオフィスビル群、これを芸術的な絵としてとらえるなら、ビルの上にビルが乗っていてもいいのかもしれないですが、そうじゃない場合修正が必要です。壁が崩壊しない、ビルの上にビルが乗らないように呪文を考えないといけません・・・。
Illustratorを使っても、トレースして、壁の崩壊や、建物が重なっているのを修正する作業をするので、結構大変な作業があります。
ぐちゃぐちゃな絵を芸術として売るなら、適当に呪文打ち込んで終わりですが、綺麗に並んだ建物を求めるなら、技術だったり、繰り返し呪文を打ち込んでそうしたイラストをAIに描かせることが必要ですし、楽して絵師になろうと思っている人が頑張って時間をかけてやるのか疑問です・・・。逆にこの絵を綺麗にできたら、立派な絵師だと思いました。
活躍されているAI絵師さんは、他の人には負けない個性や人間ではなかなか描けないようなスケールのある絵など、何度も繰り返しAIに描かせて作品を作り上げているので、これはこれですごいよなぁと思っています。
イラストは今時点でとても安い！！
ストックイラストは定額制プランで売れた場合、とても少ない金額しか貰えません・・・。それでも参戦するんですかね・・・（汗）
ストックイラストを利用しているユーザ側の立場で言うと、定額制プランとか利用すれば、1枚あたり30円とかで手に入りますし、イラストACさん使えば、アンケートを回答すれば、無料で手に入ります。
今のところ、画像生成AIのツール（特にイラスト）はガチャみたいなところがあって、思った通りのイラストがすぐ出る保証がなく、とても時間がかかります。
ストックイラストを利用するユーザは、イラストの入手が最終目的ではなく、そのイラストを挿絵だったりに使って、WEBサイトやチラシなどを作ることが目的です。そのため自ら手間をかけて、画像生成AIツール使うのか疑問です。
誰が画像生成AI使うの？
やっぱり、今は、AI絵師さんでしょうか・・・。
後は、クリエーターさんが、作品のなかの素材として利用することはあるのかなって思います。
イラストの出力より、写真データを利用したい目的で、画像生成AIを活用するはたくさんあると思いました。
最後に・・・
Twitterで、#Stable Diffusionで検索すると、豊満な女性のイラストが大量に出てきます。AIの使い方間違っているような気がする今日この頃です。
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