フリーランスになる時の税金等の手続きの流れ

会社員からフリーランスになった時の手続きについて、実際に手続きや、待ち時間などから感じたことを中心に纏めてみました。
※家族構成や前職の会社等、人によって多少異なることがありますので、あくまで参考例として読んでいただけると幸いです。

健康保険について

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2年まで今までの会社の健康保険も継続できるということで、会社から手続きの資料が送られてきたので、それに従い申請しました。

金額によっては、会社の健康保険より、国民健康保険のほうが安い場合があるとのことです。私の場合、会社から申し込みの資料一式送られてきて、郵送で手続きが済む会社のほうが手間がないと思い、とりあえず2年間は会社の健康保険を使うことにしました。

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会社の健康保険を継続する場合も、保健の番号が変わるようで、私の場合、結局、無保健生活が2週間以上続きました。

通院している整骨院には、今変更手続き中ということで保健が変わった月の月末までに出してもらえれば大丈夫ということで全額払わず診察してもらいました。

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病院によっては、継続手続きしている旨を伝えれば待ってもらえる場合もありますが、ダメな場合、先に全額支払って後で返金してもらう必要があるようです。何も不自由しないですが、保険証だけは早くほしいですよね・・・。(うっかり転んで怪我したらどうしようという心配から外出控えたり、のどが少しでも違和感を感じたら、即風邪薬飲んだり、とにかく、びくびくして、この期間は毎日過ごしました)

離職票は、退職後11日目に私の場合手元に届きました。そこから国民健康保険なら市役所行けば手続きして貰えたと思うと、たいして保険料に差がないため、この選択が良かったのか今でも悩んでいます。

扶養する人がいる場合は、会社の健康保険を絶対に継続したほうがお得です。扶養者の分は、今まで通り保険料の支払いは不要で、国民健康保険だと、支払う必要があります。

自分の場合、2年したら結局、会社の保健は強制的に終了なので、この選択があっていたのか悩むところです。

ちょうど2週間後に保険証は届きました。小さい健康保健組合であることが、理由なのかもしれませんが、そのあとも手続きも大変でした。

  • 納付書が銀行の窓口でしか扱えない特殊な用紙だった
  • 納付後、領収書をFAXで送るという、今はFAXをなくそうという流れに逆行している手続き。コンビニでFAXを送ったが、電話番号直接入力で、とにかく打ち間違いがないか不安でいっぱいでした。
  • 毎月の支払いが郵便局のみ。郵便局は、口座振替の手続きをしたら、1か月は登録にかかると、窓口の人に言われました。そのため、次回も特殊な納付書での納付となりました。クレジットカードなど、即日連携できることが多いので、健康保険の郵便局のこの遅さはとても不便に感じました。(自分の保健がそうだっただけで、銀行が選べる場合もあると思います)

※介護保険料ですが、別に納付書が届くのかと思っていたら、健康保険のほうで一緒に支払うようです。健康保険の納付書に介護保険が記載されているのが正しいです。

離職票

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私の場合、退職後、11日目に郵送で届きました。(先に保険証が欲しかったなという気持ちがいっぱい)

離職票が届いたら、国民年金等の手続きできるので、退職してやっと色々手続きができるようになりました。

※離職票の失業手当については、自分は何もしませんでしたが、フリーランスの場合、開業届を出すタイミングによるそうです。

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国民年金

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退職日から14日以内に手続きとありますが、必要な書類の中に離職票とあり、離職票が20日くらいかかる場合もあるので、年金の14日以内に間に合わない人も多いのではと思ってしまいました。

退職日が分かるものがあれば良いそうですが、退職の際、年金手続きのために発行してくれってやり取りしている人あまり見たことないし、この14日以内に大きな壁を感じました。

14日過ぎても、最大2年以内であれば、遡りは簡単なようなので、とにかく、過ぎてしまっても、手元に必要書類が届いたタイミングで役所へ手続きへ行ってください。

納付書は、20日くらい経ってやっと手元に届きました。

付加保険料というものがあります。自分の場合は、特に役所の方に勧められることがなかったため、切替タイミングで申し込みしませんでした。後日、役所の年金窓口に行き、申請書をまた記載し、提出することで申し込みが完了しました。

付加保険料ですが、下記に記載する確定拠出年金を楽天証券で申し込みを行った際、「付加保険料」についての設問があります。400円プラスで支払うことで年金が上乗せされるというものです。今の時代、年金を当てにする人はあまりいないと思いますが、無理な範囲ではないと判断し、私の場合申込を行いました。

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確定拠出年金

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企業によっては退職金の代わりに、確定拠出年金で退職金を運用する企業増えてきました。少し前は、確定拠出年金をやっている会社から確定拠出年金のやっている会社に転職する場合は問題なかったのですが、転職先が確定拠出年金をやっていないと、自分で運用するなど、不便でしたが、今は、個人型確定拠出年金(401K)に移行することができます。

国民年金の手続きを済ませてからでないとできないので、まずは国民年金を手続きしてください。

昔は、手数料で言ったらSBI証券一択だったのですが、今は楽天証券も手数料を安くできますので、選択肢が増えてうれしいです。

フリーランスの場合、確定拠出年金へ拠出した資金は税金控除になりますので、そういう意味でもお得です。

住民税

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住民税については、退職タイミングで、1年分の住民税を給与から先に支払うか、会社から聞かれる場合もあります。(退職した月によって、扱いが違うそうです)

私の場合、前職の会社から、住民税の普通徴収への手続きしている旨の通知が届きそれから1週間後くらいに納付書が、役所から届きました。退職して1か月半くらいで届きました。

住民税が高額であることにとても驚愕しました。

今まで、会社のほうでこういった手続きをしていて、税金をいくら払っているかなんて、全然気にせず過ごしていましたが、フリーランスになると、こういった税金を自分で払うので、その額面を見ては驚愕し、税金って高いとつくづく実感しました。フリーランスにならないと、税金が高いことをここまで実感できなかったかなと思います。

所得税

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所得に対して、課税される税金のため、もし退職後、フリーランスで活動し始めて、まったく、収入が発生しない場合は支払う必要はありません。住民税などと違い、所得が発生したら、それに対して課せられる税金です。

基本、所得税は、前払い制の税金のため、退職後、翌月は無収入の場合、税金の払いすぎの可能性があります。確定申告をすることで、払い過ぎの税金は返してもらいましょう。

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※弥生会計、キャンペーンによりますが、私の場合、1年目は無料でした。

税金など参考にした書籍の紹介

書籍たくさんありますが、こちらの本がやはりわかりやすいです。


何より、漫画形式で書いてありますので、読みやすいです。ざっと見るだけなら、2時間くらいでも目を通せます。とりあえず、ざっと目を通し、実際に必要になったら必要な項目をじっくり読めば大丈夫です。フリーランスにこの先なるかもしれないと思う方でも買って損はないです。
会社員とフリーランスの違いを比較して紹介しているため、会社員でも常識として、税金を勉強する教材としてはぴったりです。

フリーランスになった初年は、「開業準備金」という科目でこういった書籍も経費に含めることができます。そのため、この先、フリーランスになろうかなと思っている方は、勉強で購入した書籍などの領収書は今から保管しておくと、節税対策になります。開業準備金は、その名前の通り、準備で使ったお金のことを指します。開業した年ではなくても問題ないということで、上記で紹介した本で知ってから、領収書を保管するようにしました。

似たような書籍で下記も読んでみましたので、紹介させていただきます。こちらは、フリーランスに限った話ではなく、会社員のかたでも、自分のこととして、読めるお金の話の本でした。こちらも漫画形式なので、あっという間に読めます。幅広く、家のことや保険のことなど、お金にまつわる話が色々紹介されています。

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退職前にやっておいたほうが良いこと

本やブログ等々で、紹介されていますが、改めて感じたことを記載しています。

  • クレジットカードの作成⇒今は主婦や学生でも作れるクレジットカードもあるので、まったくできないわけではないですが、もし、気になるクレジットカードがあれば、このタイミングで発行しておきましょう
  • マイナンバーカード⇒確定申告を電子申告する場合必須です。発効までに1か月半はかかります。私は、微妙なタイミングで申し込んだため、まだ届かないとハラハラしました。色々な行政手続きでマイナンバーカードがあると手間な省けるようです。発効までに時間かかるので早めにやっておいて損はないです。
    もし、マイナンバーカードがなくても、行政手続きできないわけではないので、心配しないでください。あくまで、色々楽になるようです。
    マイナンバーカードのハガキがやっと届いてもいざ受け取りの予約をしようとしたら、2週間先まで予約が埋まっていました。マイナンバーカードは申し込んでから3か月くらい受け取りまでに時間を要します。また、土日しか受け取れない場合、土日はあっという間に予約が埋まってしまうので、さらに1か月くらい先にならないと予約できないこともあります。
  • 国民年金は決められている期限が短い。2年過ぎなければ問題ないが、こういった行政手続きは遅れるのが性格的に耐えられないのであれば、退職前、退職日が分かる資料等もらえないか確認したほうが良い。14日以内は、結構ギリギリです。
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まとめ

フリーランスのためのこういった手続きを纏めているサイトや情報発信しているものはたくさんあります。そういったサイトのおかげで私も一通り手続きすることができました。
「待つ」時間が長く、かつ、「無保健」の状態がどうしても発生してしまいます。その時間がとても長く感じ、毎日郵便ポストを確認する日々でした。今となれば、短い期間ですが、初めてのことなので、心配は尽きないと思いました。

記載したことはあくまで自分の場合です。家族構成や条件等変われば、多少変わると思いますので、あくまで参考例として読んでください。


ブログの中に記載しているイラストは下記で販売しているイラストです。どうぞよろしくお願いいたします。


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