Illustratorの勉強方法について、色々紹介されていますが、結局、その勉強方法がなかなかしっくりきませんでした。
お金をかけたくないけど、でも、自分への投資も大事だと思い、試行錯誤、やってみました。そのバランスが一番良い、今時点のベストだったと思う勉強方法を自分なりに発見したので、紹介させていただきます。
Illustratorをこれからやってみようと思う方の一助になれば幸いです。
※この勉強方法は下記の前提にあてはまる方におすすめです。
全く、Illustratorを触ったことがない。あるいは、Adobeの製品を全く触ったことがない(Photoshopとかも、もちろん使ったことがない)あるいは、ほかのイラストを描くソフトも使ったことがない問い方が前提となります。
Adobeで用意されているチュートリアルをやる!
Illustratorを購入すると、Adobeのチュートリアルが利用できるかと思います。せっかく、お金を払っているので、Adobeをフル活用しましょう!
試行錯誤、色々試したのですが、結局、Adobeのチュートリアルで教えてくれることと、ほかの教材を比較して、大差がないことに、最終的に気づきました。(気付くのに、とても時間がかかりました)
Adobeから提供されている教材は、とても充実していました。
「Illustratorことはじめ」というチュートリアルのstep1からstep4をまずはやることをお勧めします。
しかし、これをやっても少し物足りなさや、もっといろいろやってみたいという気持ちがわいてくると思います。
Adobeオンライン講座を受講する
次に、Adobeにはオンライン講座というものがあります。こちらにも「Illustratorことはじめ」という名前の講座があり、50回以上の講義を録画で見れます。
おすすめは第1回目から順番に見てください。同じ課題の講座が結構あるので、見て、これはもういいかなという講座は全然飛ばしてしまって大丈夫です。飛ばせるくらいになれば、かなり上達している証拠です。
さて、私は紆余曲折があったということで、少し紆余曲折のところを説明します。
Illustratorは勉強しないで触るはかなり厳しい!
私は、初めのチュートリアルこそやりましたが、そこから1か月くらい、触ってみて学ぼうというスタンスを取りました。
結果、何とか描けはしましたが、たくさんあるボタンをほとんど使えないため、もどかしい気持ちでした。
そのため、本を購入することにしました。
Illustrator初心者には本は不向き
ここは個人の主観もあるかもしれないですが、初心者のころは、本より、動画を見ることをお勧めします!
例えば、Illustratorは、カーブの線を描く際、マウス操作が特殊で、それを言葉で説明されても、正直、初心者の私には理解できませんでした。
動画で見た瞬間、これを説明していたのかって後で理解しました。
そのため、慣れるまでは動画がおすすめです。
Udmyについて
動画講座といえば、Udmyが有名です。当時、Adobeの講座で十分と気づけなかったので、私も、数ある教材の中でUdmyを選択しました。
Udmyの良いところは、セール中に購入すれば、90%オフなど、お安く教材が手に入ることです。
20,000円の教材を90%オフで購入できた場合、2,000円です。参考書と金額的に差がありません。
また、Udmyの講座の中には、ソフトのバージョンアップに合わせて講座が増やされたり、場合によっては一新されることもあります。すごいなと思うのが、1回購入してしまえば、そういったバージョンアップをずっと課金せず受講できるんです。
書籍なんて、バージョンアップあったら、買い直しですので、そういう意味でも、Udmyはとても魅力的です。
Udmyのサイト
※2022年10月27日訂正
Udmyの広告リンクの掲載ができないので、URLのリンクに変更しました。
初めにもお伝えしましたが、かなり、Adobeのチュートリアルやオンライン講座と内容が重複するものが、結構多いというのが、感想です。
私は、それに気づけなかったので、Udmyの講座をたくさん受講しましたので、その中から少しだけご紹介させていただきます。
Udmyでおすすめはパンダのイラスト講座
初心者のうちに受講すると、すごく自信の持てる講座を1つだけ、ご紹介します。

こちら、まだ私がIllustratorを初めて1か月過ぎたくらいのころに作成したイラストです。
まだまだIllustrator素人の自分が、このイラストを描けてたことはとても感動しましたし、同時に、自信を持つことができました。
「【超入門】初心者からデータ入稿まで Adobe Illustrator でキャラクターを描いてオリジナルグッズを作ろう」講座はこちらから↓
Udmyのサイト
※2022年10月27日訂正
Udmyの広告リンクの掲載ができないので、URLのリンクに変更しました。
ペンツールの講座
Illustratorで一番厄介なのは、ペンツールの操作です。
似た内容のものが、Adobeのオンライン講座にあることを後日受講していて気付いてしまったので、オンライン講座で十分だと思いますが、私は当時知らなかったので、Udmyで受講しました。
「【ペンツール編】知識ゼロから即戦力になるためのillustratorCCマスターコース」はこちら↓
Udmyのサイト
※2022年10月27日訂正
Udmyの広告リンクの掲載ができないので、URLのリンクに変更しました。
課題をなぞってみて、ペンツールの色々な操作を学ぶ講座です。ペンツールの上達には、こういったドリルみたいなものをなぞってみることが上達の早道です。
年に数回、大規模なセールがあります。もちろん、そういったタイミングがおすすめですが、ちょうど、セールが終わってしまったなんてこもあるかと思います。
受講したいなと思う講座をお気に入りに入れておくと、小規模なセールで、偶然、自分のお気に入りの講座が該当に入っていて、お得に購入できることもあります。まずは入会して、お気に入り登録だけしておくのもありだと思います。
おすすめの書籍
最後に、おすすめの書籍を紹介します。書籍を手にするのは、少し操作に慣れてきたという頃で十分です。
1冊あると便利な逆引き辞典
Illustratorは色々なことができるソフトです。たまにしかやらない操作等は、忘れてしまうことがあるので、あると便利です。
Illustrator逆引きデザイン事典
Illustratorの技の紹介
Illustratorの書籍は、内容が似たものが多いのですが、こちらは技という観点に絞って作成されております。こんな模様作りたかった、これってどうやってできるんだろうと思っていた技が紹介されていて、この本を買ってから、さらにできることが増えた気がします!
この本の著者の方は、Twitterでも色々Illustratorの技、紹介されているので、そちらもおすすめです。
Illustratorについて、まだまだ、力不足だなと思うことが多々あり、今後、ためになった勉強法について、随時更新していきたいと思います!
※2022年10月27日追記(開始)
実際の仕事から学ぶ
実際にデザインの作業などをした後、すごく上達したなと感じました。
とは言っても、経験ないのに簡単にデザインの仕事なんてできるわけありません。自分は利用したのは、クラウドワークスです。
クラウドワークスのデザインの仕事はいくつかのパターンがありまして、経歴などを見て採用して頂くパターンと、作品をとりあえず提出するコンペパターンがあります。
自分もたくさん出しましたが、体感で95%くらいの確率で不採用です。10個出して、1個も選ばれないなんて、ざらです。
話は戻しまして、コンペ形式にはこんなパターンの依頼がありました。
・会社のキャラクターを描いて欲しい
・写真を使ってバナーを作成して欲しい
・写真を使ってメニューを作成して欲しい
・商品のパッケージをデザインして欲しい
・チラシを作って欲しい
写真は用意してくれる場合も多いですので、生きた教材がたくさんあります。常に募集が何百件もあるので、自分ができそうな分からチャレンジで大丈夫です。(クラウドワークス以外のクラウドソーシングはデザイン系のお仕事は少ないようで、クラウドワークスが圧倒的に件数は多かったです)
未経験でも大丈夫という条件のコンペもたくさんあるので、初めのうち心配なら、そういったものを見つけるのもありですが、クラウドワークスでは、コンペによっては、他の提案内容を見ることができるものがあります。また、コンペで選ばれた作品も見ることができます。
一体、どんなものを提案しているのか相手を見ることができ、これよりは自分の方が少し良いデザイン描けそうだなと感じるものもあったりするので、ビビる必要はないと感じました。また、決まった作品を見て、自分よりこんなところが素晴らしいなと感じ、勉強になるので、まさに教科書だと感じました。
何もお題なしで、illustratorでイラストを描いた場合、どうしても自分の描きやすいものしか描きませんが、コンペの場合、ユーザ側の色々な要望がありますので、その要望にあったものを作成するには、こういったものを作りたいけど、illustratorではどうやって描くんだろうって調べて描くので、自分のレパートリーがたくさん増えます。
クラウドワークスはあくまで勉強する教材の1つと考えた方が良いです。圧倒的に、単価が安い仕事が多すぎて、これをメインで仕事は無理です。
ロゴ作成に1500円で、おまけにコンペ形式だと、多い時は100件以上の提案があるなんて、ざらにあります。その100件の中から選ばれるなんて、厳しく、何時間もかけて作って、それが1円にもならないでは、割に合いません。
あくまで、勉強の教材だと思って割り切り、万が一、選ばれたらラッキーくらいの感覚でやった方が、肩に力が抜けて、良いデザインができると思います。
ある程度、コンペをこなしたら、適当なタイミングで一旦お休みして、また、少しやってみたくなったらやってみるで良いと思います。
AdobeMAXの視聴
illustratorを使っていると、お知らせが届くと思いますが、年に1回、Adobe社で11月にイベントがあります。昔は、ビックサイト?などの大きな場所でやっていたみたいですが、ここ数年は、オンラインのみです。(もしかしたら、2023年からまた、場所を借りてやるかも?)
ソフトの最新情報がメインですが、有名なデザイナーやクリエーターさんの講演などもあります。illustratorの操作には関係ないですが、デザイナーさんのお話を無料で聞けます。創作活動のインスピレーションとしてとても大事だと思います。アーカイブもあるので、時間がある時ゆっくり見るでも大丈夫です。
illustratorの技術の講座もあります。字幕翻訳もあるので、海外の方のillustratorの講座も視聴できますし、知らなかった技術など、発見も多く、すごくためになります。また、日本国内で、有名なillustratorの先生(本を出している人なども)も講義があるので、それが無料で視聴できるのはとてもお得です。
海外のサイトなど、そもそもアクセスするの怖かったり、全部英語でどれを選んだらいいか分からないなんてこともあると思いますが、AdobeMAXは、全部Adobe社が提供している講座なので、そういった怖いというのはなく、積極的に視聴できると思います。
illustrator始めた初年度は、AdobeMAXのお知らせは届いたかもしれないのですが、よくわからず、特に視聴しなかったのですが、知っていたら、初年度から視聴したのになぁと感じました。
日本のillustratorの有名な方のTwitterやYouTube
本を購入したり、AdobeMAXなどの講義を受けていると、日本の有名なillustratorの技術を教えていただける方が何名かいらっしゃるのがだんだん理解できるようになると思います。
そういう有名なかたは、Twitterをやっていることが多く、Twitterで定期的に、illustratorでこんなことが描けるよと無料で配信されている方がいます。
もちろん、有料もありますので、まずは、無料で視聴させて貰えるものからやってみて、もっと知りたいと思ったら、有料を購入されるで問題ないと思います。
日本と強調しましたが、最終的には、海外のチュートリアルが良いと思いますが、illustratorに限らず、教材を割高に売っているものが結構多くあるそうです。
英語があまり理解できないから適当に申し込んだら、すごい請求があったなんてことにもなりますので注意が必要です。しかし、Adobe社はアメリカの会社ですので、海外のクリエーターさんのチュートリアルを視聴するが最終形かなと思います。
海外と言いましたが、、、日本でも、illustratorなどの教材を高額に売っているところがすごく多いそうです!
クラウドワークスでたくさん仕事の受注実績あり!なんて、すごそうな雰囲気を見せて、高額な教材を売っている方もいるそうです。クラウドワークスは単価が安い仕事ばかりで、有名なデザイナーさんは、クラウドワークスではお仕事しません。
とにかくお金はかけない!
まずは、Adobeで提供されているチュートリアルをこなし、その後本の購入やUdmy教材をセールで購入するなど、とにかくお金をかけずにしばらく勉強することをお勧めします。
Udmyは紹介した講座以外もセール価格ではありますが、購入して、結局あまり見ていない講座が2,3本あり、もったいないことしたなと後悔しています。
ある程度描けるようになってから、改めて、自分が興味があった、有料の教材やチュートリアルを見て、本当にこれは必要なのか見たほうが良いです。ある程度描けて理解したうえで、まだこの値段払っても視聴すべきか検討したほうが良いです。
自分は、あまり見なかったUdmyの講座や本も1冊(全然読まなかったので、フリマアプリで売りましたが)は、お金無駄だったなーと後悔しています・・・。
illustratorはお金かけずに、学べるソフトです。
※2022年10月27日追記(終了)